適応障害の初期症状とは?私が経験したサインと限界の瞬間

笑えてないな、と気づいたときにはもう限界だった

この記事では、私が適応障害と診断されるまでにどんな症状があったのか、どのように限界を迎えたのかを振り返っています。
同じような状況にいる方にとって、少しでも参考になればという思いで書きました。

「最近、笑ってないな…」

ふと鏡の前で笑ってみようとしたら、涙が出そうになった。
その瞬間、「あ、私、限界なんだ」と気づいた。

今思えば、適応障害の兆候は、ずっと前から現れていたのかもしれない。
でもそのときの私は、「ただの疲れ」「仕事が忙しいだけ」「みんなそうだから」と自分に言い聞かせて、見ないふりをしていた。


■ 過酷だった労働環境

振り返ると、まず労働時間そのものが異常だった。
約3ヶ月ほど、毎日朝7時に起きて、8時に仕事を始め、夜の12時まで働いていた。
実質、毎日16時間ほどオフィスにいるような生活だった。
帰宅後もすぐに寝られるわけではなく、お風呂に入ったりしているうちに、結局寝るのは深夜2時前になることも多かった。

休みの日も心が休まらず、「何もしないと不安になる」という状態が続いていた。


■ 眠れない、考えられない、覚えていられない

最初の異変は、睡眠だった。眠っても疲れが取れない。
睡眠不足の状態が続き、仕事中の集中力が持たず、正常な判断が難しくなっていった。

あるとき、モニターの右から左へ視線を動かした瞬間、「あれ、何をしようとしてたんだっけ?」と完全に忘れてしまっていた。しかも、それがなかなか思い出せない。それでさらに焦る。。。

明らかに記憶力と判断力が落ちている。でも、その事実すら自覚できないほど、日々に追われていた。


■ 動悸というサイン

次に現れたのが、動悸だった。

最初のうちは、特に問題は感じていなかった。ただ、ある日ふと、仕事中のオフィスで胸が軽くドキドキするような感覚が出てきた。人前で話すときのような軽い緊張感に似ていた。

それがしばらく続くうちに、徐々に胸の鼓動の「存在感」をはっきり感じるようになっていった。呼吸が少しずつ浅くなり、気づけば日中ずっとその感覚に支配されるようになっていた。

最終的には、家に帰ってからも、さらには寝るときでさえ動悸が気になるほどになった。常に胸がザワザワしていて、煩わしさから胸を手でトントン叩くことが癖のようになっていた。
息を深く吸うことが増え、「呼吸がしづらい」と無意識に感じるようになっていた。


■ 好きだったことが好きじゃなくなる

また症状のひとつに、以前は楽しめていたことに全く興味が持てなくなるというものがあった。 私の場合、もともと音楽が好きだったのに、気づけばまったく聴かなくなっていた。 音楽をかける気力すら湧かず、無音のまま過ごす時間が増えていた。

■ 感情のコントロールができなくなっていた

職場では冷静を装っていたつもりだったが、実際には感情をコントロールできなくなっていた。
その結果、上司に対して感情的な言動をしてしまったこともあり、今では反省している。

家に帰ってからも気持ちは不安定で、お風呂の角っこに身体を押し込むようにして、うわーっと叫んでいた。今思えば、かなり異常な行動だったと思う。

生活リズムも崩れており、髪を洗うのも二日に一回になっていた。


■ 吐き出すことで、少しだけ楽になったこともあった

この頃、ストレスのせいか、友達に電話をかけまくっていた時期があった。
とにかく誰かに話を聞いてもらいたかったし、吐き出すことで気持ちが少し軽くなる感覚もあった。

友人たちは否定せず話を聞いてくれて、その存在に何度も救われたと思う。
最終的には、そんな友人の後押しもあり、病院に行って診断を受け、休職という選択肢を取ることができた。


■ 限界を越えても、まだ頑張ろうとしていた

明らかに限界が来ていたのに、仕事中だとまだ頑張れる気がしてしまっていた。

最終的には本当に限界を超えてしまい、自分から上司に「このままでは続けられない」と打診することになった。
そのときは、罪悪感や迷いよりも、自分の身を守ることしか考えられなかった。もう少し無理をしていたら、適応障害ではなく鬱と診断されていたかもしれないとも思う。
会社に迷惑をかけてしまうという気持ちは不思議となく、「誰かが頑張れば仕事は回るし、自分の代わりなんていくらでもいる」と思っていた。


■ 「ただのストレス」だと片づけていた

こうして振り返ると、「おかしい」と思えるサインがいくつもあった。

でも、当時の私は「まだいける」「頑張りが足りないだけ」と思っていた。

でも心は正直だった。
限界を超えていた。だから、ついに病院に行くことになった。
そして「適応障害」という診断を受けた。


■ この記事を読んでくれているあなたへ

似たような症状を感じていて、診断を迷っている人がいたら、会社の評判や周囲の目よりも、まずは自分の体調を最優先にしてほしいと思います。
完全に壊れてしまう前に、自分を労わってあげてください。心療内科の受診は決して甘えではなく、適切な判断です。

この記事では、「適応障害になるまで」の自分の状態を振り返ってみました。

「診断された後、どう過ごしたのか」「どうやって少しずつ立ち直っていったのか」については、また別の記事でまとめたいと思います。

今つらいと感じている人へ。
どうか、「なんかおかしいな」と思ったとき、自分を責めずに一度立ち止まってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました